本当に観るべきオススメ映画紹介(アマゾンプライム) & お金のお話し(時々)

500本近く映画を鑑賞してきた私が面白いと思った映画を紹介します。4.0以上は誰にでもオススメできる映画。4.5以上は文句なしの名作。

お金 iDeCo(イデコ)について

今回はiDeCoについて紹介します。
iDeCoについて難しいイメージを持っている方がいるかもしれませんが、一度理解してしまえばかなり簡単なので身構えずに読んで下さい。
ここでは多くの方が該当する会社員を例にとり説明していきます。

iDeCoで得られるメリットは大きく次の2つ。
iDeCoの積立金は所得控除となり次年度に支払う税金が減額される
iDeCoで出た運用利益は非課税となる

デメリットは以下の2つ。
①原則60歳以降でしか受け取れない
iDeCo口座には毎月手数料がかかる

それぞれについて、以下でわかりやすく解説していきます。

iDeCoの全体観について

 まず、iDeCoをイメージしやすくするため全体観を説明します。
 皆さんは銀行に口座を持っていると思いますが、iDeCoも銀行口座と同様に口座を開設し、その中にお金を入れて様々な運用を行っていくイメージです。

 銀行口座との違いは、iDeCoの場合は証券会社にiDeCo専用の口座を開設し、毎月の口座から自動でiDeCo専用口座へ入金・積立することで、お金を入れることができるということと、60歳まで引き出せないということです。

iDeCoの運用とは

 iDeCoの運用は積立てたお金で行いますが、運用方法 には大きく分けて2つあります。
 ・投資信託や債権などの商品を購入する(元本割れリスクあり)
 ・投資信託などを購入せず、定期預金として置いておく(元本割れリスクなし)

 リスクを取りたくない人は定期預金として口座にお金を積立続け、メリット①の所得控除のみ受けることも可能です。

iDeCo口座の作り方

①まずは証券会社を選びましょう。
 ネットで検索してどの証券会社がいいか選びます。
 私のオススメはSBI証券楽天証券ですが自分の好きな会社で構いません。

②証券会社を選んだらネットで開設申請しましょう。
 基本的に証券会社の手続きは全てネットです。
 申請すると必要書類が自宅に送付されます。

③勤めている会社に印鑑をもらおう。
 証券会社から送付された書類の中に会社の印鑑を押す箇所があるため、
 会社の専門部署に連絡をし、印鑑をもらって下さい。
④必要事項を記入し、証券会社に送付すればiDeCo専用口座が開設されます。
 ※提出書類では口座に積立する際に、引き落とす口座を指定します。

iDeCoの積立額
 会社員の場合、iDeCoの積立額は最大1.2万円/月で、14.4万円/年です。
 最低積立額は0.5万円/月で、6万円/年です。
 お金に余裕がない方は0.5万円/月から始めましょう。

iDeCoのメリットについて
iDeCoの積立金は所得控除となり次年度に支払う税金が減額される

 一般的な会社員の場合、一年間の所得に対し、住民税10%、所得税20%(下表の通り所得により変動)が課税されます。
 仮にiDeCoに14.4万円/年を積立した場合、14.4万円/年×(10%+20%)/100 = 4.32万円の税金が減額されます。
 これを30年続けただけでも約130万円の税金減額のメリットがあります。

  所得金額           税率
  195万円以下         5%
  195万円超330万円以下   10% 
  330万円超695万円以下   20%
  695万円超900万円以下   23%
  900万円超1,800万円以下   33%
  1,800万円超4,000万円以下  40%
  4,000万円超          45%


iDeCoで出た運用利益は非課税となる
 通常、投資信託などで利益が出た場合、利益に対して20%の税金が課されますが、
 iDeCo口座で利益が出た場合、その税金が免除されます。

iDeCoのデメリットについて
①原則60歳以降でしか受け取れない
 これは年金という特性上受入れるしかありません。
 
iDeCoには手数料がかかる
 iDeCo口座には、口座管理手数料や事務手数料などの手数料がかかります。
 上記で説明したSBI証券楽天証券のように、口座管理手数料が無料の証券会社もありますが、最低でも171円/月の手数料がかかります。
 ただこれもメリット①の税金の減額を考慮すれば、あまりデメリットではありません。


 本記事はあくまで一つの情報として、判断は個人の自己責任でお願いします。